リスニング教化方法
そもそも単語の量は十分?
語彙の増強を行いましょう。どの言語でもそうですが、知らない単語は聞こえません。
一方で、知っている単語なのに聞き取れなかった場合は、単語の正しい発音、単語と単語の連結の仕組みを知らない可能性があります。
逆説的ですが、リスニングの強化のためには、リスニング以外のスキルの強化が欠かせません。
日本人の英語ってどう聞こえる?
メリハリは大きさ、高さ、長さ、です。日本語は一本調子が自然に聞こえますが、自然な英語はこのメリハリが聞こえます。
スピーキングの力はリスニングの力とも大きく関わるので、この点は必ず押さえておきます。なぜなら、話せない音は聞こえないからです。
弱形
英語のメリハリのポイントに、弱形と呼ばれるものがあります。一般的に弱く読まれる音のことで、文の中では比較的弱く発音される部分です。
つまり、弱形をマスターすることができれば、それ以外の音も相対的に大きく、高く聞こえることになり、一石二鳥の効果を発揮します。以下、弱形になる品詞の一覧です。
冠詞 (a / the)
be動詞 (am / is / are)
接続詞 (and / or)
助動詞 (will / can / would / 完了形のhaveとhadなど)
代名詞 (that / this / it )
以下は弱形の単語のせいで単語同士が引っ付きあい、全体として短くなってしまう現象の例です。
リスニングではこれが多発し、聞き逃すことがあるので注意してください。
つまり、「英語は速くて聞き取れない」というよりも「短くて聞こえてない」だけです。
‘o’ fish (フィレオフィッシュ)
rock and roll → rock ‘n’ roll (ロックンロール)
11 of cock → 11 o’clock (オクロック)
Jack of Lantern → Jack ‘o’ Lantern (ジャコランタン)
マ・ク・ド・ナ・ル・ドは6拍
McDonald’sは3拍
これも英語が短くなってしまう現象です!
どこまで聞こえる?
紙とペンを用意して、Dictationを行ってみてください。スマホ、パソコンでもかまいません。
Dictationとは聞こえたまま、書き起こすということです。これを行うと自分の得意な音、苦手な音が分かります。
弱形もしっかり聞き取ってください。
10回
問題文 & 質問文もDictation
出題は2023年1月共通テスト (本試)
Zone 1 (全5問)
Zone 2 (全5問)
Zone 3 (全3問)
Zone 4 (全5問)
自分が繰り返し再生できる音楽
好きな歌手の英語の歌詞を検索して、歌に合わせて歌ってみよう。英語のもつリズムを楽しく習得できるチャンスです。
映画やドラマもおすすめです。ストーリーに注目してしまいがちなので注意が必要ですが、できれば5分程度の繰り返し見れる好きなシーンなどがあれば良いでしょう。
俳優や女優になりきって発音するのもリスニングに最適です。
洋楽歌詞検索サイト(英語)
英語「で」学んでみよう
教科書だけではなく、インターネットを駆使して学びのある動画を見てみましょう。英語で何かを学んでみるのは非常に有効です。
TEDと呼ばれる団体を聞いたことがありますか?
shortでpowerfulなプレゼンテーションを発信しつづけている団体です。講演者には著名な人物も参加しています。
このプレゼンでの最重要事項はアイデアであり、一般参加者も選ばれています。
ここでは、面白いと思うトピックを厳選してみました。是非、視聴してみてください。日本語字幕も英語字幕も表示できます。
ただ漫然と見るだけではなく、知らなかった単語や使えそうな表現をメモするようにしてください。
はじめは日本語字幕、2回目以降は英語字幕で視聴してみよう!
1.言葉と言葉の壁について
2.元モデルが語る。本当に「見た目」が全てか。
3.内向的な人の力
4.「何を注視するか」が君の現実
5.言葉を学びたい人へ。「秘密」を教えます。